キエーロは何語?!生ゴミを消してくれる箱でサスティナブルな暮らし
サスティナブルな生活、我が家でも生ゴミを減らすことを考えてみました。
毎日の料理で出る野菜のヘタや魚の骨などの調理クズ。
これを捨てなければ我が家の生ゴミ量は激減するはずです。
そこで役立つのが、キエーロ。
我が家でもキエーロを使ってみました!
キエーロって何?イタリア語?
食品ゴミを自宅で処理するのによく知られているのはコンポストですよね。
コンポストはピートモスやもみがらくん炭などを入れて発酵させるという仕組み。
コンポストもよさそうですが、匂いやハエなど発生しないのかな、という不安がありました。
色々調べた結果、我が家は土を使う キエーロ を取り入れること決めました。
簡単に言うとキエーロとは、土を入れた箱のことです。
土の中にいる微生物が食品ゴミを分解してくれるので、キエーロの中に食品ゴミを入れると消えてなくなる、という仕組みです。
実はこのキエーロについて調べていたときに一番衝撃的だったことは、
キエーロが日本語だった、ということです!
私はてっきり、
「英語のCompost コンポストとは違うからイタリア辺りの言葉かな?
Quiello、きっと欧州の農場とかで使われていたんだろうなぁ。」
など想像していました。
よくよく調べると、キエーロは日本葉山にお住まいのご夫婦が作り出されたもので、その銘々由来は、ゴミが消える、とのこと。
もしかして、ゴミよキエーロということ?!
夫に聞いてみると、
「キエーロは消えーろでしょう」
とすぐに答えるので、、びっくりです。
キエーロのことを調べて運用スタートしてから4か月ほど経ちましたが、私は全くそんなこと思い付きもしませんでした。
イタリアの農場なイメージて何?!(笑) と自分にツッコミです。
キエーロを設置
キエーロ、土を入れるだけ簡単そう!
ということで5月GWにキエーロ運用を開始しました。
キエーロで調べると、箱の作り方など詳しくおしえてくれるものもあります。
基本を参考にしながら、我流で始めてみました!
参照:土と風と太陽の力で生ゴミを分解 バクテリアdeキエーロ
ちょうど良い木箱が実家にあったのでそれを使うことに。
高さも35㎝ほどある結構大きめな木箱です。
場所は、キッチン勝手口の側が移動に便利そうなので、ドアを開けてすぐの軒下に置くことに決定。
土の上に底がある木箱を直接置いてよいものか、なんとなく空気がとおるほうがよさそうなので、木箱の下に薄いアルミ板のようなものを敷いてみました。
キエーロは蓋を付けるべきみたいですが、蓋がないので、取り合えず箱だけでスタート。
まずはやってみよう、本当に我流です!
箱に入れる土は黒土がよいとのこと、自宅に無かったので購入しました。
本当は近所のホームセンターで買えればよかったのですが、探しても黒土が見つからず、結局ネットで購入。
ヨドバシドットコムが送料込みでもコスパ良しです。
木箱に直接土を入れると木が傷むのが早くなるかな、と思い、内側に段ボール箱を敷いてその中に黒土を入れました。
ですが、4か月経った今、中敷きの段ボールは破けて穴も空いて、なくなってしまいました。
紙だから微生物が分解していたのかもしれません。
土に触れていない上の部分だけ少し残っていたのも全部取り除きました。
そんな感じでスタートしたキエーロ、4か月後の現在、木箱に土でこんな感じです。
毎日の使い方
4か月ずっと使い続けていますが、重宝しています。
こんな風にざっくり6当分に分けて、1日1か所を掘って食品ゴミを埋めて土をかぶせる、の繰り返しです。
野菜クズから魚の中骨まで全部分解してくれます。
我が家のキエーロで分解されずに残るのは、カボチャの種、鶏の骨、魚のカシラの骨、ぐらいです。
カボチャの種も包丁でカットして小さくしていると分解してくれるようです。
5月から4か月間、夏の気温が高い時期だったので分解も早く、1か所に埋めた食品ゴミは5~6日間ぐらいで消えてなくなっていました。
6当分しているので、6日後にまた同じところを掘るのですが、不思議と食品ゴミは消えて普通の土になっています。
自然のシステム、素敵です!
匂いとハエは?
4か月運用していますが、匂いは全くないです。
コバエも基本的に発生しません。
深く掘ってゴミを入れてかき混ぜてから上にしっかり土をかぶせる、
こうすればハエは来ないです。
上に土をかぶせるのが薄かったり、前回の分解しきれなかった食品残が表面に出ているとハエが発生します。
深く掘って乾いた土を厚くかぶせる、これさえやれば大丈夫です。
キエーロは最高
土に生ゴミを消してもらうキエーロ、4か月運用してみましたが素晴らしいです☆
実感したメリットをまとめると、
・生ゴミが激減(週2のゴミ出しが週1小袋でOKになりました!)
・市指定の生ゴミ袋購入費用が減った
・キッチンの生ゴミ箱の匂いから解放された
と、良いこと尽くしです。
デメリットをしいていうなら、
・雨続きなどで気温が下がると分解スピードが遅くなるので次の食品ゴミに間に合わない
・雨の日や寒い日に掘るのが手間なときもある・・
ぐらいです。
心配していたハエも乾いた土を厚くかけることを忘れなければ発生しないし、もうこれからずーっとキエーロを使っていこうと思います。
何より、ゴミの日に出していた生ゴミ量が激減したこと、これが一番嬉しいです!
サスティナブルな暮らしでできることを大きく1つやってみたぞー!やったー!という気分です。
キエーロは土を使いますが、ベランダでも設置できます。
箱も木である必要はなく、使わなくなった衣装ケースに土を入れても大丈夫なようです。
まずはやってみようと手軽な気分でできると思います。
私も我流キエーロでここまで運用できているので、ちょっとトライしてみるのにもおすすめです☆
これから涼しくなり更には冬がやってきますが、我が家のキエーロにもやはり蓋を付けたほうがよさそうかな?!
様子を見ながら使っていきたいと思います☆